初心者が動画編集を始めるのに最適なソフトからプロ御用達ソフトまで、映像制作に欠かせない有料動画編集ソフトには様々な人気ソフトがあります。
その中から今回、主要なおすすめ有料動画編集ソフトを7つ紹介します。
買い切り型の動画編集ソフトが良いのか、ライセンス(月額課金・年額課金)のソフトが良いのかお悩みの方は本コラムを参考にしてください。
また、ソフトウェアの選び方について困っている方向けに導入すべき有料動画編集ソフトの判断基準についても解説します。
「動画編集ソフトにお金をかけたくない」「ます無料からスタートしたい」という方はこの記事では無く、以下の記事を参考にしてください。
【無料】人気の動画編集のパソコン用フリーソフト7選!まずは動画編集を試したい方に最適
主要な動画編集ソフト一覧
プロも使用する主要な有料動画編集ソフトを7つ紹介します。
情報は記事執筆時点のものですので、正確な情報は各社にお問い合わせください。
サービス名 | 概要 |
---|---|
Adobe Premiere Pro | プロからアマチュアまで幅広く利用されている高機能編集ソフト。ハリウッド映画の動画編集者などにも利用された実績があります。 |
Adobe Premiere Elements | 初心者でも分かりやすい直感的な編集に加え、動画の自動編集機能が特徴的です。 |
Final Cut Pro X | Mac専用の動画編集ソフト。基本的なカット編集から、プロ向けのVR編集も可能です。 |
Filmora 9 | 分かりやすいインターフェースを備えた多機能動画編集ソフト。初心者からプロまで幅広く使えます。 |
PowerDirector 365 | 5年連続国内シェアNo.1。LINE風の動画を制作できることや、SNSに対応した1:1 正方形ビデオ編集が特徴的です。 |
EDIUS Pro 9 | 4K映像やHDR編集などが可能なプロ向け編集ソフト。変換やレンダリングなどに関わる時間を最大限短縮することが可能です。 |
DaVinci Resolve 16 | 最近市民権を得始めているソフトウェア。個人利用からプロ仕様の8K編集まで対応。 |
Adobe Premiere Pro
ソフト名 | Adobe Premiere Pro |
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対応OS | Windows / Mac |
参考価格 | 月額【2,480円】 |
機能概要 |
etc… |
必要最小スペック |
|
公式ページ | https://www.adobe.com/jp/products/premiere.html |
Adobe Premiere Proは、プロからアマチュアまで幅広く利用されている高機能編集ソフトです。
ハリウッド映画の動画編集にも利用された実績があり、プロを目指すならばこのソフトがおすすめです。
しかしここまで聞くと初心者の方には難しいと感じて、手を出しにくいと思うかもしれませんが、そんな心配は不要です。
Adobe Premiere Proは有名なだけあって、多くの参考動画や解説サイトがあり、またAdobe Premiere Pro専門のオンラインスクールなどもあります。
このように意外にも初心者から学べる環境が整っているので、初心者でも十分に扱えます。
Adobe Premiere Elements
ソフト名 | Adobe Premiere Elements |
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対応OS | Windows / Mac |
参考価格 | 購入費【17,800円】(バージョンアップをする際には費用がかかります) |
機能概要 |
etc… |
必要最小スペック |
|
公式ページ | https://www.adobe.com/jp/products/premiere-elements.html |
Adobe Premiere Elementsは初心者でも分かりやすい直感的な編集が行えます。
またアップグレードをする場合は、アップグレード版を購入する必要がありますが、それでも17,800円という値段は、初心者でも手を出しやすいと言えるでしょう。
そして特徴的な機能に動画の自動編集機能があります。動画や画像の素材を元に簡単なスライドショーを自動で作成してくれます。自動で作成したものを後から編集できるので、作業時間の効率化にも有効です。
同じAdobe製品であるAdobe Premiere Proに二の足を踏んでいる方は、こちらのAdobe Premiere Elementsを先に使ってみると良いかもしれません。
Final Cut Pro X
ソフト名 | Final Cut Pro X |
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対応OS | Mac |
参考価格 | 買い切り【36,800円】 |
機能概要 |
etc… |
必要最小スペック |
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公式ページ | https://www.apple.com/jp/final-cut-pro/ |
Final Cut Pro XはMac専用の動画編集ソフトであり、基本的なカット編集からプロ向けのVR編集も可能です。
動画編集としてはYouTubeなどの動画配信サイト用の動画に向いており、多くの有名YouTuberたちも愛用しています。
YouTubeに直接アップロードする機能などもあり、MacでYouTubeを始めるのならば、Final Cut Pro Xはおすすめのソフトと言えるでしょう。
Filmora9
ソフト名 | Filmora9 |
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対応OS | Windows / Mac |
参考価格 | 買い切り【8,980円】 |
機能概要 |
etc… |
必要最小スペック |
|
公式ページ | https://filmora.wondershare.jp/ |
Filmora9は分かりやすいインターフェースを備えた多機能動画編集ソフトであり、初心者からプロまで幅広く使えます。
価格も買い切り型で8,980円と抑えめでありながら、豊富なエフェクト効果や、特徴的なトランジションなどが揃っています。
副業や趣味で動画編集を始める方に人気が出てきているため、初めて買う動画編集ソフトとして有力な選択肢となりえます。
PowerDirector 365
ソフト名 | PowerDirector 365 |
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対応OS | Windows |
参考価格 | 年額【8,480円】 |
機能概要 |
etc… |
必要最小スペック |
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公式ページ | https://jp.cyberlink.com/products/powerdirector-video-editing-software/features_ja_JP.html |
PowerDirector 365は5年連続国内シェアNo.1であり、LINE風の動画が制作できることや、SNSに対応した1:1 正方形ビデオ編集が特徴的です。
また初心者にも分かりやすい操作性と、多彩なエフェクトやトランジションも備えているため、簡単にクオリティの高い動画を制作することができるでしょう。
学習コストを抑えつつも、動画作品の個性を表現しやすい編集ソフトと言えます。
EDIUS Pro 9
ソフト名 | EDIUS Pro 9 |
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対応OS | Windows |
参考価格 | 買い切り【59,800円】 |
内容 |
etc… |
必要最小スペック |
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公式ページ | https://www.grassvalley.jp/pdt-item/edius-pro-9/ |
EDIUS Pro 9は、4K映像やHDR編集などが可能なプロ向け編集ソフトです。
そのためプロの現場ではよく活用されており、将来的に映像制作会社などへの就職を考えているのならばオススメと言えるでしょう。
EDIUS Pro 9はプロ向けのインターフェースをしていることから、初心者が始めるには難易度が高くなっています。
また上記に表記された最小スペックで動作はするものの、本来の4K映像をスムーズに編集することなどを目的とするならば、よりハイスペックなPCが必要になるので注意してください。
動画編集に適したパソコン選びの基準と2020年おすすめクリエイター向けPC7選
DaVinci Resolve 16
ソフト名 | DaVinci Resolve 16 |
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対応OS | Windows / Mac / Linux |
参考価格 | 買い切り【33,980円】 |
内容 |
etc… |
必要最小スペック |
|
公式ページ | https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/davinciresolve/ |
DaVinci Resolve 16は、ほとんどの主要OSプラットフォームで動作する互換性の高い動画編集ソフトです。
最近、動画編集業界内でも市民権を獲得し始めてきた印象があり、今後のさらなる普及が期待されるソフトウェアです。
カット編集などの基本機能はもちろん、VFX、モーショングラフィック、カラーコレクション、オーディオポストプロダクション用のツールを一つのアプリケーションとして利用できます。
個人クリエイターの利用からハリウッドレベルの編集まで幅広く対応するソフトウェアです。
使用する動画編集ソフトの判断基準
動画編集ソフトを購入する上で、判断基準にするべき項目があります。
その項目が以下の通りです。
- 自分のPCスペックとの相性
- ソフトウェアの購入価格・ライセンス費用
- 学習環境の充実度
- 操作の難易度
これらの項目を基準に、自身に合った動画編集ソフトを選べば問題ないと言えるでしょう。
自分のPCスペックとの相性
動画編集をする上で、基本的にはPCのスペック(メモリ・GPU・SSDの有無など)は数値や性能が高い方が好ましいです。
必要最小限のスペックで動作はしますが、不測の事態でフリーズしたり、動作が遅かったりとストレスを感じてしまうこともあります。
なので、パソコンのスペックは余裕をもった構成にしましょう。
ソフトウェアの購入価格・ライセンス費用
判断基準には、動画編集ソフトウェアの価格やライセンス費用も重要になってきます。
価格の大小だけでは無く、以下のような費用の支払いサイクルも確認しましょう。
- 月額
- 年額
- 買い切り
- アップグレード時に追加費用が掛かる
買い切り型とライセンス型の料金体系はそれぞれメリット・デメリットがあります。一般的な特徴を紹介していきます。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
買い切り型 | ランニングコストが掛からない | 更新やサポートが受けられない |
ライセンス型(年額・月額) | 常に最新バージョンのソフトを利用可能 | 契約期間はずっと費用が発生し続ける |
個人での導入を考えている場合、決して小さくはない支出となります。長期間ソフトを使用するうえで、ライセンス費用を支払い続けるのか、買い切り型を選びのかは費用面では大きな違いがあるのでしっかり考えて導入ソフトを選定してください。
学習環境の充実度
動画編集ソフトを選ぶ基準には、学習環境の充実度も重要です。
YouTubeや参考書籍、解説サイトなどが充実した動画編集ソフトを選ぶことも重要な着眼点と言えます。
オンラインスクールで学習可能な動画編集ソフトであれば、より効率的に学ぶことも出来ることでしょう。
今回紹介した動画編集ソフトに関しては、インターネット上で様々な学習方法が公開されているため、問題はありません。
動画制作・動画編集を独学またはスクール等で学びたい方は以下の記事が参考になります。
操作の難易度
動画編集ソフトの操作の難易度も選ぶ基準になります。操作が簡単な動画編集ソフトは学習コストが低い代わりに表現の自由度に難がある場合もあります。
動画編集ソフトの難易度や操作性の相性は個々で好みが分かれるところなので、各ソフトの無料トライアルや試用版などを活用して使い勝手を確かめるようにしましょう!
監修者
プロデューサー
大学卒業後、CM制作会社、テレビ番組制作会社、WEB動画制作会社を経て現在に至る。クライアントの持つ課題に対し、「発想力+チーム力」を活かしたプランニングや、マーケティングの知見を活かした企画に定評。 自身も数多くの演出をしてきた経験を基に、企画プランを実現するために最適なチームを編成した映像制作は高い評価を得ている。ブランディング戦略や、コンテンツを軸としたコミュニケーションデザイン(コンテンツマーケティング)を得意とする。