動画制作における「カット」とは、撮影したひとつひとつの動画のことを言います。
カットがつながってひとまとまりになったものを「シーン」と言い、シーンが集まったものは「シークエンス」となります。
動画制作の入門者の方はカットやシーン、シークエンスは「文章」に例えて考えると理解しやすいでしょう。
動画制作用語
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文章に例えると… |
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カット
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単語 |
シーン
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段落もしくは文節 |
シークエンス
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章 |
動画制作において「編集の単位」としての用語となります。
カット・シーン・シークエンスは適切に使い分けるようにしましょう。



トリミングを意識したカット撮影のコツ
動画のカットを撮影する際はトリミングすることを意識して撮影します。
不要なカット(言い間違え・雑音など)の削除「トリミング」を行うため、カットの前後3秒程度は余分に撮影するようにしましょう。
このようにのりしろ3秒の余裕を持たせた撮影なら、大事な部分が途切れてしまっていたり、不測の事態があっても編集で対応しやすくなります。

カットのつなぎ目を装飾する「トランジション」
トランジションとは、カットのつなぎ目にエフェクトを入れてカットの切り替わりの「ぶつ切り感」を無くすための効果です。
トランジションは、カットやシーンを知る上で一緒に覚えておきたい技術です。
以下の表ではよく使用される代表的なトランジションについて解説をしていきます。
トランジションの種類
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説明 |
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ワイプ
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画面が右から左にスライドして切り替わったり、画面が真ん中から分割して切り替わったりするトランジションです。オーバーラップとも言います。 |
ディゾルブ
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切り替わる前後のカットが混じりあいながらスムーズに切り替わるトランジションです。 |
暗転(ブラックアウト)
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画面の切り替わり時に暗転(暗くなる)するトランジションです。白くなっていく場合は「ホワイトアウト」といいます。 |
トランジションは多用しすぎると動画が「しつこい印象」「うるさい印象」となってしまうので、乱用は禁物です。
【まとめ】基本的な動画用語である「カット」
カットとは動画編集における「単位」の一つということがご理解いただけたでしょうか。
動画用語としての「カット」だけを説明するとシンプルですが、あわせて覚えたい用語は多いので、おさらいしておきましょう。
動画編集の単位を表す用語
カットに関連する用語
これらの用語は動画制作の参考書籍などにも多く出てくる言葉なので、確実に意味を理解しておくようにしましょう。
執筆者
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