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プロジェクションマッピングの活用方法|最新の映像技術の効果とは?

2019年1月30日
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「プロジェクションマッピング」とは、建物や空間などに映像を張り合わせる手法のことです。古くからある技術ですが、YouTubeなどで映像の美しさが話題になり始めたのは2000年代に入ってからです。
映像を投影している対象物は静止しているにもかかわらず、映像が動いたり飛び出したりしているように見える点が特徴的で、企業広告の手法のひとつとしても人気です。
今回は、プロジェクションマッピングの活用方法や効果についてご紹介します。

プロジェクションマッピング活用のメリット

建物などに映像を投影することにより、立体的で不思議な空間を演出することができるプロジェクションマッピング。まずプロジェクションマッピングの基礎知識から説明します。

●プロジェクションマッピングとは?
プロジェクションマッピングは、リアルとバーチャルを融合させた映像技術です。平面ではなく、建物や樹木、空間などをスクリーンとして使用し、映像を投影するのが特徴です。
平面と違って凹凸のある立体的な建物に映像をピタリと張り合わせるのは一定の技術が必要ですが、うまく重なり合うと息をのむ美しさが広がります。
プロジェクションマッピングはSNSなどで拡散されやすく、広告効果が高い点がメリットです。

過去には、東京駅で実施したプロジェクションマッピングに観客が殺到し、上映が中止になったこともありました。現在は東京オペラシティ、長崎・ハウステンボスなどでプロジェクションマッピングが行われているほか、レジャー施設、ライブイベント、スポーツイベント、企業の展示会や発表会、プロモーション活動などで活用されています。

プロジェクションマッピングの活用事例

プロジェクションマッピングの活用事例をご紹介します。

●ラルフ・ローレン

ニューヨークのファッションブランド「ラルフ・ローレン」は2010年、新しい香水の発売に合わせ、ショップの外壁を活用したプロジェクションマッピングを行いました。

まず、建物中央に階段とスポットライトが登場。実際のファッションショーのように、ラルフ・ローレンの洋服を身にまとったモデルたちが次々登場し、架空のファッションショーが行われます。

その後はバッグやネクタイなどのアイテムが投影され、ブランドロゴにもなっているポロプレイヤーたちが走り抜けたり、本物の香りとともに香水が投影されます。
目の前に人や画像が飛び出してきたような演出のみならず、香りも使った4Dプロジェクションマッピングとして大きな話題を呼びました。

●ヒュンダイ

韓国の自動車メーカー「ヒュンダイ」が2011年にマレーシアで行った車のプロモーションです。映像を投影する外壁には本物の白い車が吊るされています。そこに道路をイメージしたプロジェクションマッピングが現れ、疾走するという演出です。
本物の車とプロジェクションマッピングの両方を使うことで、車は動いていなくても、実際に走行しているのを見ているような感覚を体感でき、リアルとバーチャルを融合させた映像効果が車の疾走感を加速させます。

●サグラダ・ファミリア

未完成の世界遺産として知られるスペインの教会「サグラダ・ファミリア」で、2012年に実施されたプロジェクションマッピングです。建築家アントニオ・ガウディのスケッチをモチーフにし、音楽に乗せて、カラフルで鮮やかな色と光が織りなす演出が特徴的な約15分間のプログラムです。

プロジェクターやムービングライトを数十台活用することで、歴史のある建築物が生き生きと躍動しました。

斬新!ユニークなプロジェクションマッピング

最近では、国内外の技術者による斬新なアイデアのプロジェクションマッピングも登場しています。ここでは注目の作品をご紹介します。

●ダイナミックプロジェクションマッピング

東京大学の石川渡辺研究室で開発されたこの技術は、動いているものに映像を投影できるのが特徴です。通常、プロジェクションマッピングは建物など静止しているものに投影しますが、この技術では人の洋服や、動く紙などに映像を投影することができます。

動くものに立体感のある映像を投影するこの手法はこれまでにないもので、今後の新たな表現方法として注目が集まっています。

●OMOTE

クリエイティブディレクターの浅井宣通氏が開発した「OMOTE」は、「顔プロジェクションマッピング」として話題を呼びました。
「リアルタイムフェイストラッキング」と呼ばれる技術を使って、女性の顔にリアルタイムで映像を投影していく手法は画期的で、技術と芸術の組み合わせを追求するものとして研究開発が続いています。

●Le Petit Chef

・「Bouillabaisse」(ブイヤベース)編
ドイツの制作チーム・Skullmappingの作品である「Le Petit Chef」は、小さなシェフが料理に奮闘する姿を物語仕立てでお皿に投影したプロジェクションマッピングです。「Bouillabaisse」編では、テーブル全体を海に見立て、小さなシェフが海底から登場し、ボートを使って海の幸を集め、ブイヤベースを作ります。最後にはタコと格闘し、ムール貝の中に閉じ込められてしまうという、クスっと笑える結末です。

・「Dessert」編

「Dessert」編ではテーブルを雪の上に見立て、小さなシェフがスキーに乗ってソリを引きながら登場します。雪の塊をつくってお皿に放り込んだら、それが本物のデザートに早変わり。さらに、ソリに乗せたフランボワーズ(ベリー)を投げ込んだり、チョコレートソースをお皿にまいたり、ホイップクリームを噴射したりしてデザートを完成させます。

特徴的なのは、プロジェクションマッピングと同時進行で、投影されていたものと同じ料理が出てくることです。料理ができるまでの待ち時間を楽しめるだけでなく、小さなシェフが実際に作ってくれたような気分で食事を楽しめることでしょう。建物などの大きなものに投影するだけでなく、お客さんへのサービスの中に、プロジェクションマッピングの技術を活用した手法です。

PR効果の高いプロジェクションマッピング

難易度が高そうに見えるプロジェクションマッピングですが、実際には簡易なものであれば、プロジェクターとパソコン、映像編集や画像処理のソフトを使って比較的容易に作成することができます。投影するのにスクリーンなどは必要なく、もともと存在する建物や樹木、空間を活かすことができるため、内容によっては低予算で、企業のPRに活用することも可能です。プロジェクションマッピングの技術を効果的に使うことで、オリジナリティの高いプロモーションができるでしょう。

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