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美味しさが伝わる動画

2019年5月30日
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ステーキがジュージュー焼ける音や、キンキンに冷えたビールがグラスに注がれるシーン。五感が刺激され、思わずゴクリと喉が鳴る、そんな感覚が「シズル感」です。料理や飲食店などを紹介する動画にシズル感は欠かせません。シズル感がうまく演出されているか否かで、購買意欲に大きな影響を与えます。
美味しさが伝わる動画にはシズル感が大切です。その活かし方についてご紹介します。

動画マーケティングにおける美味しさを伝える「シズル感」の重要性

視聴者の購買意欲を刺激するには、動画にシズル感を取り入れるのが効果的です。まず、シズル感の基礎と動画マーケティングにおける重要性をご説明します。

●シズル感とは

シズル感とは、食品などのテレビCMやマーケティング動画に出てくるジューシーさや新鮮さのことを意味します。肉を焼くときの「ジュージュー」という擬態語である「sizzle」(英語)が語源で、現在では人間の五感を刺激し感情に訴えるような、食欲や購買意欲を刺激する表現のことをいいます。
アメリカの営業コンサルタント、エルマー・ホイラーが1937年に発表したマーケティングに関する著書『ホイラーの法則』(Tested Sentences That Sell)の中で、「ステーキを売るな、シズルを売れ」と提唱し、広まりました。

●シズル感の重要性

食品のみずみずしさや新鮮さなどを表現したシズル感は、見る人の食欲や購買意欲をかき立てます。人は商品を購入するとき、それを手に入れることで得られるメリットをイメージして購入するかしないかの判断をします。シズル感は見た人に購入後の具体的なメリットをイメージさせて、購入を後押しする役割を果たします。

動画は音と動きがあるためシズル感を演出しやすいメディアです。シズル感のある動画は臨場感があるので、「美味しそう」「食べたい」といった感情をもたらしやすく、短くても記憶に残りやすいのが特徴です。

動画にシズル感を盛り込む際の5つのポイント

シズル感のある動画を制作するには、いくつかのポイントがあります。その中から主な5つのポイントをご紹介します。

1.調理中の様子を見せる

ステーキを焼いて肉汁があふれ出る様子や、天ぷらをカラっと揚げるシーンなどを盛り込むことでシズル感を演出することができます。動画マーケティングにおける調理シーンの多くは、食材に火が通る「ジュージュー」という音や、油で揚げる「パチパチ」という音などが効果的に使われており、見る人の食欲を誘います。実際に食べていなくても、その音によって以前食べたおいしさの記憶が呼び起こされるので、料理や飲食店への期待感が高まります。

2.湯気を見せる

湯気はシズル感を表現するのに大切な要素です。湯気を見せることで、その食材に「出来立て熱々でおいしそう」といった印象を与えることができます。鍋やラーメンなど、温かさがご馳走となる料理には温度感を伝える湯気は欠かせません。

3.水滴で「汗」を見せる

夏の暑い盛りに、よく冷えたビールを冷やしたグラスに注ぐ。ビール好きならたまらない瞬間です。そのキンキンに冷えた様子を表現するのに欠かせないのが水滴です。ビール瓶やジョッキに水滴の汗をかかせることによって、ビールや瓶、ジョッキがしっかりと冷えている様子を表現することができ、視聴者は飲み干したくなる欲求をかき立てられます。

4.人が飲食する姿を見せる

人がおいしそうに食べる姿や、ごくごく飲み干す姿でもシズル感を演出することができます。おいしいものを食べたときの笑顔や、じっくり味わうときの幸せそうな表情は、見る人に「自分も食べてみたい」という感覚にさせてくれます。

5.彩りを見せる

料理の彩りは食欲を喚起します。メインの料理が地味な単色なら、周りに緑や赤の色鮮やかな食材を加えることでシズル感を演出しやすくなります。

シズル感たっぷりの思わず食べたくなる動画の事例

食品のマーケティング動画には、食欲をそそる様々な工夫が加えられています。大手メーカーの動画の中からシズル感たっぷりの動画をご紹介します。

●キユーピー マヨネーズ「サラダなソテーです。」篇30秒 キユーピーCM


「かける」「和える」以外のマヨネーズの使い方を紹介したキユーピーマヨネーズのCMです。視覚と聴覚を刺激し「おいしそう」「作ってみたい」という気持ちをかき立てます。
ロメインレタスを切ったり炒めたりする音、マヨネーズの濃厚さ、トマトのあざやかな赤色など、音と彩りをうまく使い、一緒に料理をしているような感覚が味わえます。
調理シーンでの食材のアップ、出来上がりの洋風ソテーからほのかに立ち上る湯気など、シズル感が存分に演出されています。

●サッポロビール「風味爽快ニシテ 温泉篇」


サッポロビールが新潟限定で販売する「新潟限定ビイル 風味爽快ニシテ」のCM動画です。新潟でしか味わえない食をテーマにしています。
ビール瓶の栓を抜く音に始まり、冷えたグラスにビールを注ぐ音、乾杯するときのグラスとグラスが触れ合う音、魚や肉がジュージュー焼ける様子、ご当地グルメを堪能する3人娘の表情など、シズル感満載で新潟の魅力がリアルに伝わります。

●CM 小栗旬 味の素 ほんだし とろ玉鶏だんごの絶品汁篇


味の素ほんだしを使った料理のCM動画です。グツグツと煮立った鍋や卵の音、そして俳優が料理を頬張る様子、シズル感満載で料理の魅力を伝え、視聴者の食欲や購買意欲を刺激します。

まとめ

シズル感たっぷりの動画を見ると、その商品を手に入れたときの満足感をより具体的にイメージしやすくなります。
動画マーケティングを行うときは、映像と音とストーリーで視聴者の感情に働きかけることが重要です。日頃から「おいしそう」「きれい」「欲しい」などと感じさせてくれるものを探求し、コンバージョンに繋がるシズル感を動画に盛り込んでみてはいかがでしょう。

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