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伝わりやすい使い方マニュアル動画・How-to動画のポイント。動画制作事例と制作の流れ

2019年9月27日
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個人向け・企業向けの商品や製品にかかわらず、マニュアル・How-To動画の活用は急激に増えています。マニュアル動画は、サービスを提供する企業や施設などで、接客や調理などの社内研修用として取り入れられています。さらに最近では、マニュアル・How-To動画を商品のマーケティングツールとして利用されているケースも増えています。商品の機能やイメージを紹介するプロモーションや広告と違って、マニュアル・How-To動画はユーザーの目線で、商品の使い方や活用方法を紹介できるので、ユーザーへ商品の特徴や優位性をダイレクトに伝えることができます。商品の購入を検討しているユーザーを、商品のファンに導くマーケティングも可能です。

テキストのマニュアルと比べて情報量が多く、目で見て流れがわかるマニュアル動画は、情報を正確に伝えることができることに加え、情報伝達時間の短縮にもなります。特にマニュアル・How-To動画は、他の動画に比べて伝えるべき内容が明確であり、キャスティングやロケーションなどにコストがかからないため、一般的にはリーズナブルに制作できます。

商品の使い方マニュアル動画制作実績

日本ソセー工業 カルマゼ使い方


日本ソセー工業株式会社様は、エポキシ・ウレタン・シリコーン樹脂などの自動定量注入機と撹拌機の総合専門メーカーです。 自社開発の特許製品の開発・製造・販売をしています。
担当業務:企画・構成作成・撮影・編集・CG
公開:2019年5月
制作期間:1.5カ月

マニュアルやHow-To動画のメリット

商品を購入いただいたお客様のサポートができる

筆者の個人的な趣味で申し訳ありませんが、DIYが好きで実家のフローリングを自分で張り替えたことがあります。ただ、素人ですのでどんな工具が必要で、フローリング資材も何を選んだら良いかまったくわかりません。そこで、フローリングの張り方をYouTubeで探し、わかりやすく、信頼性のある動画を何度も見て学びました。フローリングを張るための部屋の寸法の取り方から下地の墨だし、フローリングのカット方法、隠し釘の打ち方、壁に出っ張りや引っ込みがある直線ではない個所の寸法の取り方、フローリング材の隙間をなくす方法から最後の板を隙間なく張る方法など、動画では順を追って細かく紹介されていました。

フローリングを張る前や施工時に何度もその動画を見ることで、自分なりに準備をすることができました。実際の資材や工具を購入するときは、動画を参考にして工具や資材の購入をしました。

なんとなくわかっているようなものでも、いざ自分でやってみるとわからないことは多くあります。そんなときに役に立つのがマニュアル動画です。テキストと写真と比較し、動画は全体の流れをシームレスに見ることができるので、理解しやすくなります。また、微妙なニュアンスも伝えることができる動画は、商品に対するユーザーの理解度が深まり、一種の親近感やブランド認知も高まります。

これは個人向けの商材に限らず、B2B(B to B)向けの商材においても同様です。B2B向け商材は、商品の選定・導入後には簡単に入れ替えることができないため、マニュアル動画などで疑似体験することが、ブランディング向上にもつながります。

お客様からカスタマーサポートへの問い合わせ件数を減らせる

わかりやすいマニュアル動画の導入は、顧客満足度にもつながります。操作方法がわからずカスタマーサポートに問い合わせをする場合でも、口頭のみで情報を提供されるより、動画マニュアルを簡単に共有することができれば、ユーザーもストレスなく操作方法を理解することができます。

カスタマーサポートに入る商品の問い合わせは大きく分けて3つあります。1つ目は、操作方法や使い方がわからないときの問い合わせ。2つ目は商品などに欠陥があるときの問い合わせ。3つ目は理不尽なクレーム。1つ目の操作方法や使い方がわからない場合の問い合わせは、マニュアル動画を準備することで、30%以上も削減したという事例もあります。さらに、操作方法がわからないことから発展する理不尽な問い合わせも削減することができます。

削減できたカスタマーサポートのリソースは、重要度や緊急性が高い問い合わせにリソースを再配分することができる為、さらなる顧客満足度の向上につながります。

社員やアルバイト向けの社内研修を、わかりやすく簡単にすることができる

サービス業に限らず、その職場の品質を保つためには、社員やアルバイトに適切な研修やトレーニングを行うことが重要です。研修担当やトレーナーが専属でいるところは良いですが、多くの場合、現場のスタッフが業務時間を割いて行っているのが実情ではないでしょうか。

マニュアル動画を使用することで、一般的で初歩的な内容は動画で対応することができます。、これにより、現場スタッフが経験を積まないとわからないようなことや、テクニカルなトレーニングに先輩社員のリソースを割り当てることができます。

マニュアル動画を導入するメリット

  1. 情報の正確な伝達
    マニュアル動画は、異なるスタッフやトレーナーによって発生する伝え方や情報の偏りがないため、研修内容を統一することができ、さらに情報を正確に伝えることができます。ビジュアルや音声でわかりやすく教育内容を伝えることができる動画は、情報のブレを少なくすることが可能です。
  2. 教育レベルの均一可
    マニュアル動画は情報に偏りがないため、研修を受けるメンバーに均一可された一定水準の教育を施すことができます。
  3. 習得時間の短縮
    基本的な情報や基礎的な部分を動画で学ぶことで、トレーナーや教育担当の先輩スタッフは効率よく指導することが可能になります。双方の時間を効率的に活用することで、結果的に習得時間の短縮につながります。
  4. 研修コストの削減
    正確な情報を均一に提供することで研修時間を短縮できれば、研修コストを大幅に削減することが可能となります。

テキストでは伝わりにくい複雑な内容を動画で直感的に伝えることができる

これまで、多くの家電製品やソフトウェアには分厚いマニュアルが付属されていましたが、情報の更新性と物流コストなどの理由から、現在ではマニュアルのほとんどがインターネットで見ることが可能となっています。少し前までは、テキストのPDFが主流でしたが、徐々に動画による操作説明に置き換わってきています。これは、動画による説明のほうが直感的にわかりやすいからです。

  1. 視覚的に理解しやすい
    動画による操作説明は、手順を一連の流れで確認することができます。テキストマニュアルで全ての操作を記述すると、文字数が多くなりわかり難くなることがありますが、動画マニュアルであれば、操作手順を目で追っているだけで感覚的に理解することが可能です。例えば、テキストで「しばらく時間を置く」といった曖昧な表現しかできなくても、動画ならば、「しばらく」という時間を直感的に理解することができます。
  2. 理解しづらい部分を繰り返し見ることができる
    簡単に繰り返し再生ができる動画だと、理解しづらい箇所を何度も繰り返して見ることで理解につなげることが可能です。先輩スタッフやトレーナーに何度も聞く必要もなくなります。
  3. 字幕と映像の組み合わせで理解度が増す
    マニュアル動画では、映像だけではわかりづらくなる場合もあります。そんな場合、テキストキャプチャーを入れることで、文字と映像の両面で理解できるようになり、学ぶ側の理解度が増します。

伝わりやすいマニュアル動画とは?実写・アニメ・言語・シナリオに工夫をする

実写+アニメーションで、大切なシーンにインパクトを持たせる

テキストマニュアルを単純に動画にしてもわかりやすくなる訳ではありません。わかりやすくするためには工夫が必要です。業務手順のマニュアル動画の場合、手順だけを映像化して業務をまねることはできますが、実際の業務にイレギュラーが発生した場合などは対応できません。

その業務がなぜ行われ、次の工程は誰の何の業務なのかなど、操作の前提となる考えを共有する必要があります。このようにコンセプトや目的などは、実写の操作画面だけではなく、図解やアニメーションで表現することでわかりやすくなります。

接客マニュアルは、想定する全ての場面を実写で撮影できない場合もあるので、イラストを使って動画にします。また、危険な業務や、やってはいけない操作などは、アニメーションを駆使することで容易に表現することができます。実写と図解をバランスよく適切に表現する等、シナリオを工夫することで、わかりやすいマニュアル動画を作ることができます。

多言語にも対応可能

最近の飲食店やサービス業では、外国人の従業員が増えています。また、国内メーカーの商品も複数の国に輸出されています。テキストマニュアルの場合、翻訳して印刷したマニュアルを物理的に輸送する必要がありますが、アニメーションなどで制作したマニュアル動画ならば、言語の変更だけですぐに使用することができます。アフレコや音声を翻訳できない場合でも、字幕をつけるだけで外国語対応のマニュアルを制作することができます。

また、動画ファイルであれば、世界中どこでもインターネット経由で配信したり、ファイルを送ったりすることが可能です。

伝わりやすいシナリオを構成する

伝わりやすいHow-To動画やマニュアル動画のシナリオを作るための3つポイントです。

  1. 事前調査
    調査項目は2つの目的があります。1つ目は、ターゲットの調査です。初めてその商品にふれる人がどんな人でどの程度知識があり、何がわからないのかを調査します。ターゲットの理解度に合わせた内容にすることが大切です。調査する側が知識を多く持っていたり商品の設計者だったりする場合、つい見逃しがちになるポイントです。

    2つ目は、他のHow-To動画やマニュアル動画の調査です。これから作る動画に取り入れたくなる、新しい表現方法やアイデアがあるかもしれません。自分が見てわかりやすいと思う動画には、何かしら工夫があるものです。

  2. 台本の準備
    当たり前のことですが、頭の中で考えただけではうまくいきません。絵コンテでもテキストでも良いので、ストーリーを制作するスタッフ間で共有し、それぞれアイデアを出しあって、シナリオに組み込みましょう。良い台本を書くためには、何回か読み返して繰り返し確認し、必要な部分を改善して台本を完成させましょう。
  3. タイムテーブルを作る
    台本をタイムテーブルに書き出します。長すぎる場面がないか、逆に短かすぎる場面がないかを明確にします。タイムテーブルがあると動画内でどの部分を強調するかなど、メリハリをつけることができます。

マニュアル動画は内容に応じて細分化する

動画は紙のマニュアルと異なり読み飛ばすことが難しいため、全体の流れや個別の操作方法、そして使用場面ごとに個別で動画を制作することでユーザーはマニュアルを活用しやすくなります。一つの動画に全てを盛り込もうとすると、どこに何があるかわかり難くなり、学習しづらくなるため、テーマごとに細分化しましょう。

「機械操作」のマニュアル動画例:準備や操作方法を細分化する事でわかり易くなります。

  1. 設置・設営の準備
  2. 始動方法
  3. 平常時の操作
  4. 緊急時の停止方法
  5. 日次メンテナンス方法
  6. 月次メンテナンス方法
  7. 長期休業前後の操作

「飲食店」のマニュアル動画例:業務ごとに細分化すると効果的です。

  1. オープン前の仕込み
  2. オーダーの取り方
  3. レジの操作方法
  4. ドリンクの作り方
  5. 予約受付方法
  6. 閉店後の清掃方法

上記のように細分化することで、教える側も学ぶ側も、どの業務が習得済みで、どの業務にトレーニングが必要なのかが明確になります。

マニュアル動画の作り方は?ターゲット決定から編集までの制作フロー

マニュアル動画の制作フロー

基本的な動画制作のフロー同じですが、マニュアル動画は他の動画制作に比べて撮影よりもシナリオ作成や編集作業の工程の時間が多くなる傾向があります。

1 ターゲットの決定

同じ商品やサービスでも、学ぶ側の立場や技術力に応じて内容が変わってきます。あらかじめターゲットを明確に絞っておきましょう。

2 シナリオ作成

シナリオ作りがマニュアル動画のキーとなります。シナリオは、クライアントと打ち合わせて作り上げていきます。

3 動画撮影+アニメーション作成

実写、アニメーション、操作画面など、複数の映像を撮影、制作します。

4 音声収録

動画に合わせ、トレーニングに必要なナレーションを収録します。

5 字幕やテロップの編集

音声だけでは伝えきれない情報を字幕で補います。

6 最終編集

シナリオに合わせて映像と音声・BGMを編集します。

まとめ

YouTubeではメイク方法などのHow-To動画が人気です。化粧品メーカーも公式チャンネルでHow-To動画を提供しています。今や商品のマニュアル動画は、購入済みのユーザーだけではなく、購入前のユーザーへの情報提供としても、果たす役割が大きくなっています。

研修用のトレーニングビデオは均一かつ正確な情報を学ぶ側に提供することができます。これにより、トレーナーも研修を受ける人も時間の効率活用が可能となります。細分化したマニュアル動画を用意することで、学ぶ側もわからない部分だけを簡単に反復学習ことも可能となります。

マニュアル動画は商品やサービスを理解するツールとしてとても有効ですが、同時に新たなユーザー層を形成するマーケティングツールとしても有効です。是非この二つの側面からマニュアル動画の導入を検討してみてください。

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